美容看護師に転職するメリット
看護師は夜勤が当たり前で生活が不規則なうえ肉体労働なので、将来的に仕事を続けられるか不安に思う方も多いのではないでしょうか。
クリニックの看護師であれば入院病床がないため夜勤がありませんが、急性期や慢性期の病棟勤務より給与水準が下がってしまいます。クリニックは小規模であることが多く決まった方々と関わるため、苦手な先輩が一人でもいたり、院長先生とウマが合わなければ万事休すです。
その一方で美容クリニックは、ワークライフバランスや給与、人間関係など安定しており、人気の転職先候補になっています。今回は美容看護師に転職することで得られるメリットについて詳しくご紹介します。
・経験を積めば転職先に困らない
看護業界は経験がすべてであり、美容看護師にも同じことが言えます。
過去に看護師としての経験があれば話は別ですが、美容看護師として勤めたら4年は続けないと看護師としての経験のうちに入らないと言われています。
年々「美容外科」「美容皮膚科」などのクリニックは施設数が増加傾向にあり、益々需要が高まっているため、経験を積むことで転職先に困ることはないでしょう。
しかし、一度美容看護師として経験を積むと診療看護師や救急看護師といった他の看護師へ転職することが難しくなりますので注意が必要です。
・給与水準が高い
美容看護師は看護業界の中でも給与水準が高いといえます。
保険診療を主とする医療とは違い、美容クリニックは自由診療なので一患者さんあたりの単価が高く、クリニックによって単価を自由に設定できるため、クリニックの利益が看護師の給料に反映されやすい特徴があります。
また、美容に興味を持った方が多く働いている職場であるため共通の話題が多く、人間関係が良好であるのも特徴です。クリニックで販売している商品やコースを通常より割安で体験できることが多いので、美容に対する関心が高い方にはおすすめです。
・ワークライフバランスが整いやすい
「美容外科」「美容皮膚科」などの美容クリニックは入院病床がないので夜勤がありません。日々の診療時間が決まっており、予約制であるため残業なども発生しづらく、休診日=休みなので不規則な生活になりにくいのが特徴です。
また、美容の知識を身につけ、仕事柄外見を意識しなければならないので、自然と見た目の美しさをキープすることができます。裏を返せば、美意識が高くない方の場合、仕事以外で美容に費やす時間が発生するため、その分野に対する興味の有無は仕事を続けるモチベーションの意味でも重要だと思います。
美容看護師であればワークライフバランスを整えやすいとはいえ、看護師未経験で入った場合、医療知識や機械の操作方法、オペの方法など勉強しなければならないことが多くあります。内科や外科のクリニックよりも診療終了時間が遅く、業務終了後や時間外に機械の医療の勉強をしなければならないので、決して楽な仕事ではありません。