看護師が大学病院に就職する場合、新卒採用時にそのまま関連の病院へ入職するケースも多いのではないでしょうか。
そうなると、新卒時には大学病院に就職しなかった看護師が、大学病院に転職する術はあるのでしょうか。
今回は看護師が大学病院へ転職を考える際のポイントについて一緒にみていきましょう。
・各大学病院のホームページから直接応募する
2021年現在、大学病院は全国で約110施設程あり、看護師として転職するためにはその狭き門をクリアしなければなりません。
大学病院の看護師採用は新卒採用がメインであるため、中途採用枠はそもそも少ないです。さらに随時募集ではなく、年に3〜4回程度選考会という形式でまとめて行われるところが多いため、転職の時期としては選考会の都度、募集要項を確認して転職活動を行う必要があるでしょう。
応募するにあたって最も手っ取り早い方法としては、大学病院のホームページから直接選考会などに応募する方法がおすすめです。
中途採用の場合、経験年数3年以上などの条件があり、4大卒3大卒で初任給が異なるところが多いので、募集要項はしっかり見ておきましょう。
・看護師資格+α資格を取得しておく
大学病院は実際の医療や看護だけでなく、研究や研修施設を併せ持った施設であることが多いため、認定看護師や専門看護師の実習を実施しています。
そのため、認定看護師や専門看護師といった資格の取得を目指すことで、実習先の大学病院でそのまま採用してもらえるケースがあります。
また、より専門性の高い資格を取得することで、看護師経験+αで他の転職希望者と差別化することができるため、選考を有利に進められるでしょう。
・詳しい人に転職の攻略法を聞く
友人・知人に大学病院で勤務している人がいれば、その病院の採用状況やどのような人を採用する傾向にあるのか事前に情報を集めることで有利に選考を進められます。実際に働いている人の仕事の生の声を聞くこともできるため、入職後のミスマッチを大きく減らすことができるでしょう。
他にも、看護師の転職に特化したエージェントに登録し、キャリアアドバイザーに転職アドバイスを聞くことで慣れない転職活動を円滑に進めることができます。転職エージェントは数多くの転職支援をしているので過去のデータが蓄積されています。そのため、病院や施設の内部情報にも詳しいのです。
ただ、エージェントは転職させることが目的なので「大学病院」への転職を成功させる方法を知っているわけではなく、転職希望者の過去の経歴などから適切であろう求人を紹介してくれます。気付かない間に自分自身の転職の軸がブレてしまわないように注意しましょう。